パキシルで射精コントロールどころか射精障害に?副作用のヤバい薬は早漏改善には不要

「パキシルを飲むと射精コントロールができる」

あなたも、こんな書き込みをネットで見たことがあるかもしれません。パキシルは抗うつ剤なので、セロトニンの働きを強めて興奮を抑える働きをします。

そのため、セロトニンは「幸せホルモン」とも称されており、心因性早漏の人にとっては欠かせない成分と言えます。

ただ、繰り返しますがパキシルは抗うつ薬です。

何でもない人が抗うつ剤を飲んだら副作用はどうなのか、副作用がヤバくて早漏改善どころではないんじゃないか。

このように不安が尽きないと思います。

そこで今回は、パキシルを飲むと射精障害をもたらしたり、他に副作用を引き起こすのか。この点を中心にお伝えします。

パキシルは射精コントロールではなく射精障害を引き起こす?

まず、パキシルの特徴については、こちらの引用とリンク先をご覧ください。

パキシル(一般名:パロキセチン塩酸塩)は2000年より発売されている抗うつ剤で、SSRI(選択的セロトニン再取込み阻害薬)と呼ばれる種類に属します。

SSRIには何種類かのお薬がありますが、パキシルはその中でも初期の方に発売されたSSRIになります。

そのため他のSSRIと比べると作りが荒い面があり、SSRIの中では効果は強力であるものの、副作用にも注意が必要であるという位置づけの抗うつ剤です。

参照:パキシルの副作用と対処法【医師が教える抗うつ剤のすべて】

SSRI=抗うつ剤という認識の人も多いですが、パキシルはSSRIの中の一つの薬だったということです。

パキシルは効果が強い反面、副作用も要注意と記されています。

さて、パキシルが射精コントロールできるか否かですが。結論を言えば、射精しなくなります。用量にもよりますが、射精コントロールというより、「勃起はするけど射精できない」という感覚です。

ある意味で立派な射精障害と言えます。

パキシルで射精コントロールを超えて射精障害になった事例

せっかくですので事例をご紹介します。長いので前半部分だけの抜粋ですが、それでも意味は十分通じると思います。

パキシルに、明確な遅漏効果があるということで、先日から服用を始めました。実は、極度の早漏で困っていたのです。

吐き気と倦怠感、過眠などの多くの副作用を2週間ほどで乗り切りました。

しかし、そう上手くはいかないもので行き詰りました。鬱患者の最低容量である、1日あたり20mgを服用しています。

実際に、かなりの遅漏効果です。オナニーでは、延々とイクことができないほどに持つようになりました。が、円光でナマ本番をしたところ、あまりの気持ちよさに10分と持ちませんでした。

そこで、5mg増やして、1日あたり25mgに変えました。しかし、そうすると、今度は、全く射精できなくなりました。ソープでオキニの嬢相手に、40分も格闘しても全く快感がこみ上げてきません。

それどころか、勃起するのも難しくなり、・・そもそも性欲が大きく減退してきました。

参照:ヤフー知恵袋

当初の量を飲んだところ、オナニーの際は射精コントールができたものの、円女相手にしたらすぐに射精。

それではマズいと思い、服用量を増やしたころ40分頑張っても射精できない状態になっています。

ソープでオキニの嬢相手に、40分も格闘しても全く快感がこみ上げてきません。

お気に入りの嬢相手ということは、気持ち的にもすごく興奮しているはずです。それにもかかわらず、射精感どころか快感がないということは立派な射精障害でしょう。

パキシルで射精障害を起こさず射精コントロールはできる?

上記の悩みに、自称薬剤師の方が回答している文面も抜粋します。本当に薬剤師かどうか不明ですが、かなり専門知識を有していることが伺えます。

この添付文書の「薬物動態」という項目を読んでいただければわかるかと思うのですが、パキシルの血中濃度(Cmax)は服用量を2倍にすると2倍以上の血中濃度になります。

服用量に対して、2次曲線的に血中濃度が上昇する性質があるんですね。なので、薬の服用量を少し増やすとすごくよく効くし、少し減らすとぜんぜん効かなくなるってことがよくあります。

解決策としては服用量を微調節して22.5mgとするのが手っ取り早くてよいと思います。

その他には、添付文書を見ていただければわかるかもしれませんが、Tmax(最高血中濃度に達するまでの時間)が大体4、5時間で、T1/2(血中濃度が1/2になる時間)が14時間ほどなので、そこから逆算してパキシルを服用するタイミングを自分なりに調整して、ちょうどいい血中濃度がえられるタイミングで行為に入るのもよいかもしれません。

要するに、パキシルは用量を微調整するだけで、効果の大小が大きく変わるそうです。その意味では、扱いにくい薬とも思えます。

分量さえ適切ならば射精コントロールはできるようですが、性欲減退といった代表的な副作用に加えて、めまい、吐き気、睡眠障害、体重増加といったものまであります。

したがって、パキシルは取り扱いには細心の注意が必要です。

パキシルでは射精コントロールできないタイプの早漏がある?

さて、先ほどの事例をよく見ていくと、こんなことも明かされています。

実際に、かなりの遅漏効果です。オナニーでは、延々とイクことができないほどに持つようになりました。が、円光でナマ本番をしたところ、あまりの気持ちよさに10分と持ちませんでした。円光でナマ本番をしたところ、あまりの気持ちよさに10分と持ちませんでした。

生でやる危険性は本題と反れるので触れません。注目すべきは、オナニーでは早漏改善したとも思える遅漏効果を確認しつつも、本番では10分と持たなかった部分です。

用量を増やしたことにより、ソープ嬢とのセックスでは40分持ったという報告も続いてありますが、適量とも思える量のパキシルだと射精コントロールできないこともあるようです。

このケースからわかることは、報告者の彼は心因性早漏の確率が非常に高いということです。要するに、興奮レベルが普通の人よりすぐ高まってしまうので、耐えきれずに射精するわけです。

前述のように、パキシルは興奮を抑える成分が入っていることは、おわかりだと思います。だからこそ、心因性早漏の改善はできると思われがちですが、量を飲まないと早漏が解決できないとなると・・・

副作用の問題が浮上するので、賢明な選択とは言えません。

参照:あなたはどれ?3つの早漏改善法を解説

パキシルなど副作用のヤバい薬を使わず早漏改善

パキシルは適量ならばそれほど副作用を恐れる必要はないでしょうが、極度の心因性早漏の場合は、多めに飲まないと射精感を抑え込まないことが判明しています。

ただ、そもそもの話ですが、早漏以外は心身ともに健全な人間が、抗うつ剤に手を出すこと自体は賛同できません。

「うるせー!俺の自由だろ!」という人もいると思いますが、それはそれで本当に勝手にすればいいと思います。副作用に苦しむのは私ではなくその人ですし。

ただ、大多数の人は副作用に二の足を踏むと思うので、安全に心因性早漏を解決する手段はないのか考えていきましょう。

パキシルを飲まず心因性早漏を克服する方法

すでに何度もお伝えしているとおり、セロトニンの分泌を手助けする食事を取ることです。そして、ストレスを溜めないように気を付けること。

つまり、生活習慣の改善こそが、心因性早漏の克服につながります。遠回りするようですが、これが一番の近道であることは、身をもって経験しています。

詳しいやり方は以下の記事で紹介しているので、心因性早漏を治しながら精力もアップしたい人は、参考にしてみてください。

参照:田淵正浩の早漏改善ブートキャンプは購入に値する内容?効果と方法を詳細にレビュー

まとめ

パキシルをはじめ、薬は毒にも薬にもなります。適量ならば射精コントールできるかもしれませんが、一歩間違えると射精障害になります。

その結果、薬物性EDにでもなったら元も子もありません。

一方、副作用とは無縁の射精コントロール法は、トレーニングを要します。そのため、効果のほどは薬と違って遅効性です。

以上、よく考えてみて早漏改善のための実践をしてもらえたらと思います。